コスプレする前に「ひぐらしのなく頃に」の基礎知識
『ひぐらしのなく頃に』 は、同人サークル「07th Expansion」によるPCゲームでアドベンチャーゲーム形式の小説(サウンドノベル)が原作です。2002~2006年の夏コミで発表され、監督・脚本・CGは竜騎士07。
"サウンドノベル"というのは、小説を読み進めていく段階で音響や映像効果といった演出が加わることにより、臨場感や緊張感を与える小説のことを指します。恐怖心を煽るホラーやサスペンス形式の作品が多い傾向にあります。
2004年頃からネット上の口コミで人気が急上昇、商業化されてドラマCDやコンシュマーゲーム機への移植、2008年には実写映画化などメディアミックス展開されています。
同人発ということで二次創作活動が活発に行われており、さらに人気に拍車をかける形となっています。コスプレにおいても、20年以上という長期間に渡って非常に高い人気を維持し続けています。
アニメ化は第1期が2006年4月~、第2期「解」が2007年7月~それぞれ2クールの各24話、第3期「礼」が2009年2月~OVAとして全5話が発売となっています。
また第4期「煌」は、「ひぐらし十周年記念作品」のOVAとして2011年7月~全4話が発売、ファンディスクの内容と完全オリジナルエピソードとなっています。
作品の舞台は架空の村である「雛見沢村」、岐阜県にあり合掌造りの集落で有名な「白川郷」がモデルだとされています。そこで次々と起きる奇怪な殺人事件…
"ひぐらし"のコスプレで大人気の「エンジェルモート」
登場するヒロインで、雛見沢御三家筆頭の園崎家の双子「魅音・詩音」姉妹のうち妹の"詩音"は、本家とは離れた雛見沢の麓の街の興宮(おきのみや)に住んでいます。
本衣装は、そこで彼女がアルバイトをするファミリーレストラン「エンジェルモート」の制服を模したエナメルVerとなります。
本来、この制服はスクール水着をモチーフとしている感じでカラーは紺、生地も厳密にコスプレを再現するのであればツーウェイのレオタード生地が正解かと思われます。そこを敢えて、詩音の姉御気質で我が強い性格を表わすようなボンデージ風の黒エナメルとしています。これが原作の意図からは少し外れるもののコスプレイヤーには人気でもあり、高い支持を受けています。
こちらのエナメルVerのエンジェルモート制服は、セクシー系のコスプレ衣装ではメジャーで多くのベテランレイヤーさんに高い支持を受けていた、旧「タナトス」(2010年2月に閉鎖)にて販売されていた物を引き継いだ衣装になります。綺麗なシルエットはそのままに、各部の強化と改良を行って再生産をしたものとなります。
ひぐらし「エンジェルモート」制服衣装の特徴
【ワンピースレオタード】
一体型で、背中の中央でのファスナー開きとなっています。耐久性を考慮した結果、ストレッチの無いエナメルを使用しておりますので、サイズ選びにはご注意ください。
裾周りスカートにはレースを2枚重ねで縫い付けてあります、このためボリュームがあります。
バストのシルエットを綺麗に出すため、また着崩れしないようにボーンを仕込んであります。これによりバスト回りにはボリュームが生まれています。肩紐はストラップホルダーにより着脱が可能な設計としました。(旧タナトス製と異なる部分です)
肩紐が無いのがアニメ/コミック仕様、肩紐があるのが原作小説設定に準じた仕様となります。肩紐は、
・設定通り背中でクロスをする(背面のフックはご自身でご用意してください)
・普通のブラジャーのように肩に並行に掛ける
・首にかけて襟の後ろで結ぶ
アニメ/コミック仕様を再現したく赤い肩紐が気になる場合には、市販の透明ストラップをご利用ください。肩紐は不要という方は、取り外してしまっても着用には何も問題はありません。
【アーム】
ワンピースと同じエナメル生地のため伸縮性がありません、袖口周りなどはご注意ください。袖口の折り返しと肩口には設定通りのレースが付きます、2枚重ねで縫い付けてありますのでボリュームがあります。着脱は袖口のファスナーになります。
【キャットガーター】
キャットガーターにはボディと同じエナメルを使用、一部をゴムとし伸縮性を持たせてありますので大腿部にフィットします。ソックスは付属いたしません。光沢の好みや丈の長さが合わないなどがあるため、市販のソックス等を組み合わせてください。生地の特性から伸縮性がほとんどありません。このため身体にフィットさせるためには若干のお直しが必要になる場合がございます。各部の詳細寸法が気になる場合には、各サイズの実寸をお知らせいたしますのでお問い合わせください。
《股ぐり寸法について》
こちらの衣装はレオタードタイプとなっております。股ぐりの寸法は同じ身長・体重の方でも体型によって大きく寸法が異なる箇所の為に既成サイズでは寸法設定が非常に難しい部位となります。
この部分は日本人の平均値を取って設定をしておりますが、「長すぎる・短すぎる」といった場合がありご購入者に合わないこともあるかもしれませんので、サイズが合わない場合にはご自身で詰めていただく必要があることを予めご了承ください。