コミケにコスプレ参加するのに気になる駐車場事情
コミケにコスプレで参加する場合には、衣装や造形などの大型の荷物を持ち込むことがよくあります。コミケ会場には、ガンダムなどの着ぐるみコスプレイヤーの方が大きな段ボール箱を積み重ねて台車を引いている姿を目撃することができますが、よくこれをアノ満員電車で運んできたなと驚いてしまいます。
ガンダムなどの着ぐるみ系ほどそこまで大きくなくても、普通の衣装コスプレでも大型の武器や杖などの長物を用意することはあります。これらも、電車で移動中にぶつけて破損したりというトラブルはよくあります。
またコスプレ参加でなく一般参加でも、広い東京ビッグサイトの会場を歩き回って疲れた後に、大量の戦利品をバッグに詰め重い荷物を持ち帰るのもひと仕事となります。それ以前に、朝の公共交通機関は通勤時の満員電車並みで、夕方帰宅時の鉄道も駅構内へ入るのに30分以上かかるという大混雑となるのが、コミケの交通機関です。
朝の入場の待機列が2時間待ち、人気サークルや企業ブースではお目当ての戦利品をゲットするのに待機列、コスプレ撮影をするのに待機列、さらに帰りの電車・バスに乗るのにも待機列と、いったい1日の中で何時間列に並ぶのか?それがコミケという場所でもあります。
そこで、せめて行き帰りにはストレスなく移動したいな・・・と思い、「車で行く」という選択肢もアリとなるわけです。特に最近では、駐車場事情も以前と比較しても改善していますので、他の観光客の方にも迷惑がかかりません。
ちなみにコミケ準備会では、来場の際には公共交通機関を利用することを推奨しています。1日で15万人が訪れるコミケ、有明・お台場周辺で収容できる駐車場の台数は1万台あまりとなっています。
-
-
コミケ開催50周年の節目C107冬コミは2日間で30万人が集結
日本国内最大級のイベントコミックマーケット 2025年の夏コミC106に引き続き、東京ビッグサイトの東館1~3ホールが改 ...
これらの駐車場は、当然ながらコミケの参加者だけではなく、観光地のお台場へやってくる家族連れなども利用します。コミケ参加者で埋め尽くされてしまいますと、批判を浴びるのは「コミケ」となってしまい持続可能なイベントではなくなります。
このためコミケへ車で行くのであれば、コスプレの荷物が多いとかシェアライドを行うなどの配慮をしましょう。
今ではりんかい線が埼京線直通となり、お台場と有明もかつての幽霊が出たと噂されるような陸の孤島ではなくなりましたので、渋谷や新宿などからも電車でのアクセスも距離・時間的にも大きく改善されています。
観光地としてのお台場衰退で駐車場はガラガラ
以前、コミケの駐車場事情をレポートしたのは東京オリンピック2020の前で2019年、当時とはまたお台場・有明近辺が大きく状況が変わってきていますので、新しい情報とともにアップデートをしておきます。今考えますと、この時からすでに駐車場の空きが目立つようになっていましたので、新型コロナ禍がなくても観光地としてのお台場の凋落は始まっていたのですね。
-
-
コスプレ参加には気になるコミケの駐車場事情 - コスプレ始めてみようよ!
+ 目次 コミケへの交通機関 1-1 公共交通機関も満員、長蛇の列 1-2 路駐はすぐに駐禁切符を切られます 駐車場の配 ...
過去これまでのコミケ駐車場事情
2019年以前のコミケでは、お台場は大人気の観光地でもあり駐車場はどこも満車で、朝の9時前には早々に駐車場の空き待ちの待機列ができる状態でした。このため、車で行った場合には新木場や東雲の方の駐車場に入れて、折りたたみ自転車を積んでいき自転車での移動が必須でした。
その後の2020年以降では、新型コロナ禍によりコミケ不開催の年もありましたが、リストバンドによる一般参加者の入場有料化に舵を切り入場規制を行いながら、コミケは2022年の夏コミC100から再開されます。
当然ながら、この新型コロナのパンデミックの影響を観光地でもあったお台場はモロに受けることとなり、観光客数は激減したのでした。これにより、まだコロナ禍であった2022年のお台場の駐車場はがら空きとなっています。
2023年の春には、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)が 感染症法上「5類」へと移行し、法律上の扱いが季節性インフルエンザと同じ区分となり外出などに制限が無くなりますが、今もってお台場には観光客は戻ってきていません。
お台場の衰退と凋落の要因
2021年にはお台場でも人気のあった「大江戸温泉物語」が閉館、2022年にはトヨタが運営していたパレットタウンが営業を終了し、その上にありお台場の象徴でもあった大観覧車も取り壊されています。ヴィーナスフォートも営業を終了しており、そこを居抜きで内装を再利用した「イマーシブ・フォート東京」はわずか2年で営業を終了しました。
「イマーシブ・フォート東京」は、完全没入体験を売り物として映画などの世界観を再現した体験型アトラクションを揃えていましたが、旧ヴィーナスフォートの巨大な施設を利用しきれずに家賃・光熱費や人件費といった固定費が重くのしかかり、業態変更を実施したものの「高価格」「リピーターの再訪がない」「日本語理解必須でインバウンド需要を取り逃した」などの理由から、赤字を累積した結果で営業終了となっています。
他にもお台場には「ダイバーシティ東京プラザ」のガンダムや、日本科学未来館などの依然として高い人気のある施設はありますが、それでも以前のような黒山の人だかりはありません。
2025年秋には東京テレポート駅前にパレットタウンを建て替えたトヨタアリーナ東京が新規開業するなどして、「スポーツとエンタメの街」へと再編される過程であり、東京都も3つ目の鉄道路線「臨海地下鉄」を発表するなど再整備が進められていますが、観光客をどこまで誘致できるのかは未知数です。
そう感じる理由として最近のお台場・有明地区を見ていますと、遊びに来る観光客の姿もチラホラとはありますが、ジョギングや犬を散歩させる住民の姿が目立ちます。周辺の目に入る範囲には、以前には無かった高層マンション群が立ち並び、平日のゆりかもめやりんかい線にはビジネスマンなどが通学や通勤で乗っているというように、この地に住む住民の日常色が強く出ています。
当初のお台場は、自然発生的な街ではなく人工島に「作られた非日常」を売りとする街全体がテーマパークとしての観光地、未来的な建築物と広い空と海という、東京の中でも日常から切り離された異質な空間として、設計されています。ところが近年では高層マンションが増加、街が生活空間として変貌してきたことにより、静けさや安全な住みやすさといった生活の利便性が求められています。
この2つは相容れない要素であって、イベント性よりも交通混雑の緩和や静けさが求められるようになってきており、生活者が増えて住宅地へ重心が移りつつあるのが今のお台場です。この結果として、かつてのテーマパーク的な非日常といった街の姿が徐々に薄れてきています。
変わるお台場でコミケの駐車場を探す
このように、お台場では消えていく施設がある一方で、トヨタアリーナ東京などのスポーツ・コンサート施設が新たに開業しています。これまでの非日常で賑わう「観光地」から、日常と非日常が共存する「居住とイベント」の都市へと変わろうとしている再編期に入っています。
都心に近い街のあり方を模索しつつ、新しい都市モデルへと進化している過程でもあります。さて、このようなお台場の状況ですが話をコミケの駐車場へと戻しましょう。
こういった状況でもあることから、10年前とは打って変わってのコミケの駐車場事情であるように、この後の5年後10年後にはどうなっているかは全く判りません。とりあえずは、今の現状を踏まえて駐車場を探していきます。
まず、コミケ当日の有明周辺には一般参加者が駐められる駐車場はありません。東館の脇にある東京ビッグサイトの駐車場は出展者専用となっており、ジャパンモビリティショーなどの大型イベントの際には使える「東棟屋外臨時駐車」は入場待機列のために使用できません。
また、東京ビッグサイト周辺で歩いて行ける範囲の有明フロンティアビルの駐車場(P14)も、コミケ出展者関連の車両で早朝から満車となります。空くのを待っていても夕方まで空きはほとんど出ませんので、待つのは最初から諦めてお台場へ移動した方が時間のムダを省けます。
東京ビッグサイトまで徒歩で一番近かった駐車場としては、かつて確実に駐められていて重宝していた青海臨時駐車場(P10)がありますが、現在はこちらは閉鎖されています。お台場の中心部からは遠いため利用者が少ないということもあり、中心部の駐車場が空いているのと、すぐ隣にあったヴィーナスフォート(休日は常に駐車場は満車でした)が閉鎖した今となっては開けるメリットがありません。
コミケ駐車場でお台場に駐める最適解
そこで第一にオススメなのは、これは以前と変わらず台場フロンティアビル(P5)の地下駐車場です。特に夏コミでは地下なので直射日光に晒されず、帰りに灼熱の車内へ乗り込まなくても済むのがウレシイところです。
台場フロンティアビル(P5)の地下駐車場の料金には上限がありますので、朝から1日駐めていましても駐車料金を気にする必要がありません。その料金も近隣の屋外平置き駐車場と同等なので、地下を考えればお得でもあります。
この台場フロンティアビルの駐車場の難点は、収容台数が少ないため朝9時には満車になっている可能性があることです。9時前の8時台には車を入れることをオススメいたします。あと、1台分の駐車スペースが狭いので、アルファードのような大型の車両や駐車に自信の無い人には不向きです、ドアパンチしないでね。
P5の台場フロンティアビルの駐車場が満車の場合、もしくは最初から屋外の平置きでよい場合には、東京テレポート駅前のP8(料金一律)を利用します。P7は時間課金(500円/h)となっていますので、夕方まで1日置いておくのには適しませんし、東京ビッグサイトにも近いのでP8の方が良いでしょう。
本Blogのアイキャッチ(Top画)に使用した写真がこのP8ですので、朝9時の時点でどのくらい空いているのかが判るかと思います。夕方の帰宅時でも1/3も埋まっていませんでしたので、現状ではかなり余裕がありそうです。
お台場の中心地に用がある場合には、砂浜沿いのデックス東京ビーチやアクアシティお台場の駐車場に入れる方が、これらの施設を利用するなら利便性は良いとなりますので、P8は最後の砦ということになり最後まで空いているわけです。
また、これらの駐車場がコミケ開催期間中には空いている理由としましては、開催期間がお盆と年末になることが大きいです。この期間は施設が休業に入ることと、帰省や長期休暇旅行で遠方へ出かけることが多くなり、都内観光をする人がいないためです。
もっともコミケは、元からこの閑散期を狙って開催しているということも、駐車場探しには大きく吉と出ています。他のワンフェスやニコ超といったオタク系イベントのように、普通の連休や土日開催であった場合には、こう都合良くはいかないでしょう。
車で行った際のコミケ入場待機列への並び方
車をお台場周辺の駐車場へ入れた後、コミケ会場への行き方としては2通りあります。一つはりんかい線の東京テレポート駅から1つだけ国際展示場駅まで電車で移動します。もう一つはプロムナードを15分ほど歩きます。
オススメは歩く方で、理由はりんかい線の駅は地下深くにありホームまで時間がかかること、電車はすでに満員状態でキャリーバッグ等の大きな荷物を持って乗れるかどうかが判らないこと、国際展示場駅を出るのにも順路が規制されており混雑により駅前広場へ出るのに時間がかかるということです。これなら地上を歩いた方が早い、となります。
東館入場を希望する場合には、この電車で移動した方が良いでしょう。東館の入場待機列は有明駅の向こう側となり、さらに向こう側へと歩かされるからです。
西南館入場を希望する場合には、圧倒的に東京テレポート駅より歩いた方がお得です。これは、西南館入場待機列の最後尾が夢の大橋付近に来るためです。ここまでなら徒歩でも10分程度です。
りんかい線の国際展示場駅、ゆりかもめのビッグサイト駅で下車した場合でも、入場待機列へ並ぶための順路が大きく規制されており、ぐるっと夢の大橋まで戻って歩かされます。時間帯により入場待機列の長さも変わることから、この順路も変更されますので注意が必要です。
だいたいいつも西南館入場待機列の最後尾は、9:30時点でイーストプロムナードの武蔵野大学前となり、開場する10:30頃には夢の大橋を超えることがあります。夢の大橋を超えた場合には待機列を折り返しますので、その都度で順路が変わるということになります。
ここから建物内のエントランスホールへ入れるまでが、2時間かかるということになります。そこからさらに、目的のサークルまで大混雑の館内を10分とか20分を歩かなければなりません。
コミケの帰りも東京テレポートまで歩く
コミケで戦利品を手に入れ夕方に満足して帰宅の途につく際にも、東京テレポート駅まで歩くことをオススメします。
ここでもさらにコミケの洗礼が待っており、ゆりかもめのビッグサイト駅とりんかい線の国際展示場駅のどちらも、駅構内へ入るために30~40分程度並ぶことになるからです。この時間で十分に東京テレポート駅、もしくはゆりかもめの台場駅(フジテレビ前)まで歩くことができてしまいます。
当然ながら、ビッグサイト前から出ます東京駅行きの都バスも満員で、乗るまでに数十分はかかります。それならば、東京テレポート駅まで15分ほど歩き、門前仲町まで出て地下鉄で大手町へアクセスするのが時短で空いているのでよいと思われます。(時刻表に要注意)
お台場の駐車場へ車を入れておけば、コミケ帰りのアフターでみんなでワイワイご飯を食べに行こうとなった際にも、食事の場所には困りません。車は朝から駐車場に、料金一律で入れっぱなし(出庫時間制限に注意)で良いわけです。
東京ビッグサイト前の飲食店では、ここでも大行列ができているのでした。
満足して気持ちよく、安全に帰宅して欲しいと思うのでした。










