コスプレ衣装製作

涼宮ハルヒの激奏

本日は、ようやく今週に入荷してきた「ハルヒ激奏」のステージ衣装をチェックすることができました。
とりあえずは、サンプルの撮影をしようとリハをしたのですが、この時点で撮影は断念。
ちょっと準備をしなければダメ。

やはり中国製は100%満足とは行かず、不満点がかなりあります。
第一期生産の入荷とはいえ、こちらの要求するレベルがクリアできていません。

とりあえずはそれらしく見えるコスプレならばこれでも良いのでしょうけれども、こだわっている人にはこの衣装はチョット、チョット、チョット…となります。
細かい部分で手が抜かれていると言いますか、気にしないんだろうな。

ですが、納入原価はそんなに安くはないんですけどねぇ…
この激奏のステージ衣装は、ゴスロリ風で細部のデザインが細かいだけに、写真で接写した際にはこの手抜きをした部分が目立つかとは思います。

国産衣装では、こういった品質で心配をすることはまず無いのではありますが。
第二期生産ではもっと細かく細部の仕様を指定しないとダメなようです。

日本製を作る方が、余計なところに神経を使わずに楽。
意外と中国生産でも輸送費や関税を入れると、一着あたりは日本生産と金額がそれほど大きく変わらなくなってきてしまい、その分細部の仕上げは国産の方が上です。
絶対的な金額では中国製の方が安く上がりますが、トータルの返品リスクや顧客満足度までを見た時にはどうなんだろう…とは思います。
たぶん、中国製に対して購入者があと2,000~3,000円を多く出してくれるのなら日本製は価格を下げて販売をすることが可能です。

正直な話、現在27,800円で販売をしているハルヒ北高制服は、現状でもコストはギリギリなのですが無理をすれば21,000円での販売は可能。
これには、数量が出ればという条件が付きます。

地産地消の方が環境にも優しいし、日本国内生産では品質や細部シルエットの細かい調整が手元で出来る分やりやすい。
国産がもっと小ロットで生産が出来ればいいのですけどね。
どうしても試作を繰り返すイニシャルコストと在庫リスクから、日本製は高くなってしまいます。

現在進行中の国産の新規衣装の方はコストを下げる妙案を考えており、場合によっては中国製が出る幕がないくらいに下げられる可能性があります。
ただしコレはウチだけではできないことなので、周囲の状況次第ではありますが…
版権が入ると、価格を落とすのは難しいカナ!?

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