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ラブライブ

「ラブライブ」が終わってしまいましたけども、その大ヒットの秘密は?

「ラブライブ」と「Wake, Up Girls!」、この2作品は同じようなアイドル育成物なのですが、ヒットに関して言えば明暗がハッキリと分かれた作品です。
どちらも、「アイドルマスター」を真似て二匹目/三匹目のドジョウを狙ったのは明白。

「WUG」のシナリオって良く出来ていると思うし嫌いでは無いのですけれども、世間一般ではイマイチだった理由として「リアル過ぎた」という点があるのではないでしょうか。
最近のアニメ・漫画では、"聖地巡礼"などで盛り上がることから実在する場所を使ったりするケースが目立ちます。
東日本大震災をベースにしていて、この点も含めて全てがリアル過ぎた。

アニメ・漫画や小説といった物語では、リアルに描く中で1つだけウソをつく…というヒットへの条件があります。
「WUG」ではこれが無く、全てがリアルだった。
これに対して「ラブライブ」の方は、東京・神田周辺の実在する場所を使いながら、「スクールアイドル」という実在しない架空のアイドルオーディションを描いています。

アニメ・漫画・漫画では「夢を見せる」という部分が重要で、これによって架空の世界に感情移入させつつも、リアルに描くことで現実世界との対比を作り出すのです。
リアルでありながらも、このギャップが大きければ大きいほどに、ヒットの条件を満たすことになるのです。

ガンダムなどでは、NASAのデータを元にした科学考証を緻密にしていることで、ここまで息の長いロングヒットが生み出せているのです。
その点は、さすがはサンライズというところ。
「ラブライブ」の萌えアニメ・漫画と言えども、手は抜かない!?

「WUG」の方は、どちらかと言うと実写ドラマ向きのシナリオではないかと思うのです。
深夜のテレ東ドラマ枠なんかでやると、低予算でもウケる内容ではないでしょうかね。
"I-1クラブ"って、まんまAKBをモチーフにしているわけですから、ドラマで協力を依頼すれば…

このあたりも、アニメ・漫画としてはリアル過ぎるわけですが。

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